2011.10.27 Thursday
流れ作業
火曜日にも実施した板作りの絵付け皿をつくる流れ作業を木曜日にも実施しました。
作業ないようは同じですが,木曜日は大きめの石膏型で制作しました。
生絵具を塗り立てでは皿を引っ掻いて模様が描けないので乾燥中です
ろくろ作業のように集中して繊細な動きが必要とされる作業はほとんど
無いので,わいわい話しながら描いたり作ったりできます
この絵具が本焼されるとどんな色に焼き付くのでしょうか
1時間ちょっとで10枚以上の絵付け皿が完成しました。
完全1点ものを多数取り揃えています。
焼き上がったらまたアップします
2011.10.25 Tuesday
ZIKKEN展まで1ヶ月をきりました
今年は展示と作品販売を分けて展示するので,作品の数は多めに準備しないといけません。
ろくろを挽くときの水もだんだん冷たく感じるようになってくる
季節が近づいています。
2011.10.20 Thursday
どんどん2
10月初めのころの器の断面から挽き方を学ぶ講義を経て、次第に器の形がより精密さを増してきています。形がよりスマートになっています。
器の形の構造を講義で学び、実践することでイメージと手の動きが一致してくるんでしょう。
また、自分のろくろ挽きのくせも矯正していくことも大事です。
「基礎」を自分に引き寄せるのではなく、自分から「基礎」に近づかなければならない
そうしようと思います。
こちらは芸術祭に向けて組みものの制作中です。↓
絞り方も形もきれいです。
こちらは花器の制作中です。
先生がお手本で挽いています。
背が高い器は厚みを均等に、かつ垂直に挽きあげるのが難しいです。
この両手の挽く位置関係が大事です↓
定規で外側を整えます。
強くあてすぎないように。
挽きあげるとき、ついつい顔が左へ傾いてしまいますが、
器も左へ傾く恐れがあります。
そこで、上に挽きあげるときはぜひ建物の柱など垂直なところを
見つつ、垂直に挽いているかどうか確かめてみてください。
自分の思う「垂直」ははたして正しいのか、疑ってください。
顔も左へ傾けず、苦しいですが右へ傾けて挽いてみてください。
私も右へ傾ける練習が必要です。
器の形の構造を講義で学び、実践することでイメージと手の動きが一致してくるんでしょう。
また、自分のろくろ挽きのくせも矯正していくことも大事です。
「基礎」を自分に引き寄せるのではなく、自分から「基礎」に近づかなければならない
そうしようと思います。
こちらは芸術祭に向けて組みものの制作中です。↓
絞り方も形もきれいです。
こちらは花器の制作中です。
先生がお手本で挽いています。
背が高い器は厚みを均等に、かつ垂直に挽きあげるのが難しいです。
この両手の挽く位置関係が大事です↓
定規で外側を整えます。
強くあてすぎないように。
挽きあげるとき、ついつい顔が左へ傾いてしまいますが、
器も左へ傾く恐れがあります。
そこで、上に挽きあげるときはぜひ建物の柱など垂直なところを
見つつ、垂直に挽いているかどうか確かめてみてください。
自分の思う「垂直」ははたして正しいのか、疑ってください。
顔も左へ傾けず、苦しいですが右へ傾けて挽いてみてください。
私も右へ傾ける練習が必要です。
2011.10.18 Tuesday
カラフル
今日は作品も制作方法もカラフルです。
陶芸教室初の試み。
「流れ作業」
内容はいたってシンプル。
①たたら作りをする人
②器の縁をなめして整える人
③生絵具で絵付けをする人
④ドライヤーの人
⑤絵具をひっかいて絵付けする人
のメンバーに分かれて右から左へ作業を分担してバトンタッチしていきます。
まずは完成予想品を↓
これが素焼き前の器に絵付けできる絵具です。↓
11種類あります。素焼きの前に描けることが特徴です。
たたらグッズです。↓
①まずはたたら作り担当者がひたすら器をつくります。
②①から器を受け取って、縁をなめし革で整えたら、絵具担当者が器に絵具を塗り続けます。
③塗ったらドライヤー係りに器を渡して、器を乾燥させます。
器に塗りたての絵具を乾かして、ひっかき担当者がスムーズに描けるように
するためです。
④ひっかき担当者は思いつくままにひっかいて絵付けしてもらいます。
奥から手前へ作業がながれていってます。
みなさん、自分の持ち場の作業に集中しています。↓
⑤こうしてたたら作りの絵付け皿が完成しました。
この作業の良いところは、
・分担することで短時間で大量生産できる
・各自の持ち味を生かして制作できる
ところです。
たたら作りは一人で行うと、時間の割に大量生産が大変です。
絵付けまでなんでなかなか普段は出来ません。
展示、販売となると、やはりろくろの作品のほうが大量生産に向いています。
しかし、この絵付け皿たちは1時間ちょっとの間に13枚も作ることができました。
右から左へ作業を流すだけでこれだけの成果が!
また、たたら作りが好きあるいは得意な人、彩色が好きあるいは得意な人などなど
みんなの持ち味を集めたら、思いもよらない作品ができあがってきます。
作業中、みなさん自分の作業を終えて次の作業担当者の手によって変わっていく器を眺めて、
「なるほどそうきたか!」と話しながらにぎやかに制作していました。
同じ形の同じ絵付けの作品を大量生産することもできますが、こういう絵付けのお皿は
その時、そのメンバーがいなければできあがりません。
器のカラフルさから一人ひとりの個性が垣間見える気がします。
ここでしかできない作品制作というものもあるんだなと陶芸教室の新たな道を発見したように
思いました。
陶芸教室初の試み。
「流れ作業」
内容はいたってシンプル。
①たたら作りをする人
②器の縁をなめして整える人
③生絵具で絵付けをする人
④ドライヤーの人
⑤絵具をひっかいて絵付けする人
のメンバーに分かれて右から左へ作業を分担してバトンタッチしていきます。
まずは完成予想品を↓
これが素焼き前の器に絵付けできる絵具です。↓
11種類あります。素焼きの前に描けることが特徴です。
たたらグッズです。↓
①まずはたたら作り担当者がひたすら器をつくります。
②①から器を受け取って、縁をなめし革で整えたら、絵具担当者が器に絵具を塗り続けます。
③塗ったらドライヤー係りに器を渡して、器を乾燥させます。
器に塗りたての絵具を乾かして、ひっかき担当者がスムーズに描けるように
するためです。
④ひっかき担当者は思いつくままにひっかいて絵付けしてもらいます。
奥から手前へ作業がながれていってます。
みなさん、自分の持ち場の作業に集中しています。↓
⑤こうしてたたら作りの絵付け皿が完成しました。
この作業の良いところは、
・分担することで短時間で大量生産できる
・各自の持ち味を生かして制作できる
ところです。
たたら作りは一人で行うと、時間の割に大量生産が大変です。
絵付けまでなんでなかなか普段は出来ません。
展示、販売となると、やはりろくろの作品のほうが大量生産に向いています。
しかし、この絵付け皿たちは1時間ちょっとの間に13枚も作ることができました。
右から左へ作業を流すだけでこれだけの成果が!
また、たたら作りが好きあるいは得意な人、彩色が好きあるいは得意な人などなど
みんなの持ち味を集めたら、思いもよらない作品ができあがってきます。
作業中、みなさん自分の作業を終えて次の作業担当者の手によって変わっていく器を眺めて、
「なるほどそうきたか!」と話しながらにぎやかに制作していました。
同じ形の同じ絵付けの作品を大量生産することもできますが、こういう絵付けのお皿は
その時、そのメンバーがいなければできあがりません。
器のカラフルさから一人ひとりの個性が垣間見える気がします。
ここでしかできない作品制作というものもあるんだなと陶芸教室の新たな道を発見したように
思いました。
2011.10.13 Thursday
跳んだカンナ痕の削り方
器を削っていると,カンナが跳ぶことがあります。
レコードやCDを聴いていて,傷がついているところに来ると,そこだけ繰り返されたり音が
跳んだりする,あの感覚がカンナが跳ぶということに近いと思います。
跳んだカンナが削った痕は,削って消そうとしてもなかなか消えなかったり,
その一部分だけかなり薄く削れてしまったりして厄介です。
その削り痕を少しでもなくす方法を簡単にご紹介します。
①帯鉄の柄の近くの角ばった刃で高台付近から側面にかけて荒く削る。
(荒く削ると削り痕が深く残ります)
②帯鉄で普通に刃を当てて高台から側面にかけて丁寧に削る。
これによって角で荒く削られた痕だけが削れて,跳んだカンナの痕が消えます
画像がなくて済みません。
機会があればアップしておきます。
2011.10.06 Thursday
勉強
今日も器を挽き終わったときの土を絞る位置について講義と実践です。
↓絞る位置はどこに設定すべきかを解説した図です。
絞るラインは一番下のラインです。
↓先月の半ばから、陶芸に関する歴史の講義がスタートしました。
今週から教科書となる資料も配布され、縄文時代から順番に歴史をたどっていきます。
縄文土器は器の歴史において最も長い間、作られ、使用されていた器です。
今、私たちが使っている器が登場したのは、地球の長い歴史からみたらつい最近のことといっても
いいくらい。
今日はこのくらいで。
今日は講義の後は削りの作業です。
芸術祭まであとわずか!
作って削って、焼いていく作業を繰り返すのみです。
2011.10.06 Thursday
削りの音
火曜日に器の削り方についてご紹介しましたが,
器を削るときの音が器の重さや厚みを左右するので改めて書きます
どんな音がするのか
削り始め→高い音
削って底が薄くなってきた→ポコポコッという音
高い音とポコポコという音が区別出来るようになれば,
適度な厚みに削れている手掛かりになります,
削り進めていくときは, こまめに 器を耳に当てて今はどんな音がするかを確かめましょう。
次にカンナの使い分けについて
帯鉄とめがねカンナ
器が乾燥せず柔らかすぎるときの削り→めがねカンナを使う(土離れが帯鉄よりいいから)
器が適度に乾燥して硬いときの削り→帯鉄を使う
器を削るときにカンナが跳ぶことがあります。
カンナが跳ぶのは削っている器との相性に関係があるからです。
器を削る時,器に適したカンナを使うようにしましよう
2011.10.04 Tuesday
しったとカンナと削り方
器の基本的な削り方をご紹介します
削りに使用する道具
バケツに「しった」が浸かっています
しったは器をのせる素焼きされた土台です
水に浸して,しっかり水分を吸収させておきます
なぜ水に浸すのか?
答え;素焼きされたしったではまだ素焼きされていない器や粘土が接着しにくいからです
乾いたしったでは削る作業が出来ません。
↓帯鉄とよばれるL字形カンナや丸い形の刃がついためがねカンナを使い分けて削ります。
↓器は七分乾きに調整しておきます。
柔らかすぎても,乾燥して硬すぎても削りづらいです。
カンナの刃にもよくありません
七分乾きがどのくらいの乾燥具合かは削る作業を何回も繰り返し行うと
分かってきます
しったを粘土を接着剤代わりにしてろくろの中心に固定します
下から,ろくろ ON 粘土 ON しったの順です。
しったがろくろの中心で回転しないと,器を真円で削れません
このしったの芯出しが最初の難関です。
しったのフチに粘土をくっつけます。
フチに付けた粘土は器としったの間でクッションの役割を果たします
器を直接しったに乗せないのはなぜか?
答え;器をしったに直接乗せても,器がしったの硬さで壊れたり,接着が不十分で
器が外れたりするおそれがあるからです
ろくろを速く回してフチについた粘土の芯出しをします
粘土に厚みを均等にして,水平に接着させることで,器を水平に削れるのです
フチにつけた粘土はドライヤーで乾燥させて器より硬めにしておきます。
これで削りの下準備は終わりです。
器をしったの中心に固定して,まずはデコボコな底を水平に削ります。
ろくろの回転中にデコボコな表面カンナを当てると,抵抗が大きく器が外れることがあります。
少しずつ平らな面にしていくことがポイントです
↓この手にもっているのが帯鉄(L字形カンナ)です
↓底の表面が平ら(水平)になりました
高台の直径を決めて,カンナで削り印をいれます
印をつけたその内側を削って掘ります
どこまで削って掘ればいいのか?
答え;勘で決めます
器ごとの厚さや堅さによって削る深さが決まるので,何センチまで削るというルール
はありません。
底を叩いて音で厚みを判断してください。
この音で厚さを見極められるように,なんども挑戦して音の感覚を掴んでください
内側を削って掘った深さの延長線上まで器の側面を削ります
内側の深さより深くならないように気をつけて側面を削ります
もう高台の姿が見えてきました。
最後に高台の外側,内側の角を削って丸みを帯びた形に整えます。
↓削り方の大まかな断面図
削り終了
これでお茶碗の形が現れました
削り方も慣れるまでは難しいかもしれません
ろくろを挽いて器を作るときと同じように,
削りの作業もろくろの回転が遅くてはスムーズに短時間で削れません。
また,一気に削ることも器やカンナに負担がかかり,失敗するもとになります
「速く回してちょっと削る」
これが削りのポイントです
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