2012.06.28 Thursday
石膏型作り
陶芸の最終奥義ともいえる型打ちに向けて,まずは石膏型作りです.
↓希望する石膏型の展開図を方眼紙で作成
↓方眼紙の展開図に沿って薄いベニヤ板をカッターで切る
↓ベニヤ板で組み立てた型に,石膏を流し込む.
↓ベニヤ板の型は布ガムテープを外側からのみ貼り付けています.
型の内側にテープを貼ると,テープの跡が石膏の跡として残って困るからです.
↓石膏がベニヤ板の隙間から漏れないように,テープでしっかり隙間を埋めています.
石膏がシャーベット状に固まってきたら,スプーンで持ち手をくりぬきます.
↓ベニヤ板から取り外したら,カッターや定規で角を整えます.
次週からいよいよ型打ち制作に入ります.
2012.06.26 Tuesday
削りの練習
今週の土.日は火曜日メンバーによる薪窯焚きです.
焼く器の準備は万端です.
↓薪窯焚きのスケジュールです.
↓今日はだいぶん前にろくろで挽いた器の削りを行いました.
2012.06.12 Tuesday
取っ手いろいろ
カップに付ける取っ手のいろいろな種類をご紹介します.
↓適当な量の粘土,布を用意
1.スタンダードな取っ手
↓粘土を伸ばして.均等な太さのひもを作る
↓ひもを転がしながら,切りベラで適当な長さに切る
転がしながら切るのがポイントです.
転がさずに切ると,ひもの断面がヘラの圧力でつぶれて,楕円になってしまいます.
↓水にぬらした布の上に切ったひもを乗せます.
↓布を上からかぶせます.
↓ひもを押さえて左から右へ一定方向に指でしめていきます.
↓ひもが平らになりました.
これで取っ手の完成です.
↓取っ手をカップに付けていきます.
カップの取っ手を付ける2カ所を水で濡らします.
カップの上部を親指で押さえます.
↓親指で押さえたまま自然の流れを利用して取っ手を下部に付けます.
取っ手をつけたら触らないように.そのまま乾燥させます.
2.ひもを会わせた取っ手
↓とても細いひもを3本用意します.
↓3本とも並べて水に濡らした布の上に置きます.
↓上から布をかぶせて
↓布を反対側からも巻く
↓一定方向から3本並べたひもをしごく
↓ひもを適当な長さに切って先ほどと同じようにカップに取り付ける
③.引き取っ手
↓上から下にいくに連れて,細くなるひもを用意する.
↓水でひもをとかして,
↓親指の腹をひもに当てて,上から下に引き伸ばす.
↓引き伸ばしづらくなったら,また水をつけます.
引き取っ手は水分量が大事です.
水分が多すぎても少なすぎても出来ません.
水分をコントロールできるようになれば,好きな形が作れるようになります.
2012.06.07 Thursday
練り込みの器制作
先月作った練り込みの生地で今回も器をいろいろ作りました.
↓練り込みの模様を生かした器を作るのはなかなか難しいです.
↓鉢の制作中です.
生地が割れないように気をつけながら叩いて伸ばしていきます.
果たして割れずに乾燥してくれるでしょうか.
2012.06.05 Tuesday
窯詰め
火曜日メンバーでの薪窯焚きに向けて量産していた器制作も大詰めです.
本焼きのために窯詰め,器のやすりがけを行いました.
↓「ライト&ライフ」さんの取材もあり,少し緊張しながらやすりがけをしています.
↓取材の方とにぎわいながら窯詰め中です.
火曜日は初心者コースということもあり,今年度は新入生の方が続々と増えています.
皆さんで協力して窯焚きに臨みたいです.
2012.06.03 Sunday
薪窯焚き 深夜の窯焚き編
?;? 900℃まで上昇
18;25 882℃
↓18;29ころ
20;30 915℃ 童仙傍を窯の周りに付ける
↓20;38ころ
↓21;02
21;54 1000℃
⇅ 980℃〜1000℃を上下する
22;35 1003℃
↓22;43
煙突の炎が赤くなってきたら温度も上昇している
温度を少しずつ上昇させていく一連の行程
1.煙突の炎が弱くなってきたら、温度が上がり始めているということ
2.火口の薪を火口の奥へ押す
3.温度は下がるが,しばらくしたらまた少しずつ上昇し始める
この煙突の煙と炎と温度を観察して,タイミングを掴むことが難しいのです.
この後からは細かな温度記録や灰を火口に送った記録が残っていません.
夜通し窯を焚いていたので断片的にしか記録できていません.
ご了承ください.
↓22;51
↓22;52
↓深夜12;07
↓12;08
1;20 1150℃
↓1;49
↓3;05
5;56 1183℃
↓明け方5;59(6月3日)
↓午前6;00
⇅ 1190℃〜1170℃を上下
8;15 1181℃
8;45 1200℃に到達
↓9;10
1160℃〜1150℃を上下
↓10;20
10;37 1119℃ 薪の切れ端を火口に入れて火口にふたをする
↓10;40
↓10;41
↓10;42
↓10;43 横穴もふたをする
↓10;43
↓10;45
↓10;45
↓10;45
↓10;47 窯の後ろもレンガで穴をふさぐ
↓10;48
↓11;06 片付けをして,昼食
夜を徹しての作業でへとへとでした.
カップラーメンとノンアルコールで乾杯しました.
午前中で窯焚きが終わりました.
焼き上がりにどう影響しているのでしょうか.
深夜は5月が過ぎたばかりでまだまだ肌寒かったです.
眠気と寒気と戦いながら炎や薪が燃える様子をを眺めていると,
窯の温度を10℃温度を上げることの大変さを痛感しました.
明け方4時頃には日が昇って,夜が開けます.
当たり前のことですが,この2日間は普段は見過ごしてしまうような時間とたっぷり
向き合うことが出来ました.
この窯で焚くのはこれが最後でした.
体力はかなり消耗しますが,皆さんの協力あっての窯焚きでした.
ありがとうございました.
お疲れさまでした.
2012.06.02 Saturday
薪窯焚き 窯詰め編
2年ぶりの薪窯焚きです.
今回は火曜日と木曜日に分かれて焚きました.
6月スタートしたばかりの晴れた天気の中,窯詰めから始めます.
↓今回焼く器たち
↓童仙傍の団子
↓窯の火前の様子
9;30 童仙傍を練って器に接着,窯詰めのために器を組み始める
火前;紫香楽土の器,ぐい呑み
中間;信楽赤土の皿,茶碗、ぐい呑み
後方;瀬の高い花器,壷
この3区間のそれぞれの隙間に小物
を火が通ることを考慮しながら詰めていきます.
無駄な空きスペースが無いように,パズルのように器を詰めますが,
隙間が無さ過ぎても,火が通りません.
先生の指示のもと,試行錯誤しながら詰めていきます.
↓火に一番近い区間の窯内の様子.
↓火前の区間がいっぱいになって来ました.
↓童仙傍を棚板に敷いて,器を置く詰め方
↓ねこの小物
↓ねこのオブジェです
↓窯の中間区間
次第に背の高い器,組めない器が増えてきました.
↓11;15 モルタルを練る
↓時間が経つに連れて,童仙傍が乾いてきたので,追加で準備
↓窯の後方区間
↓赤貝などの貝類を器の上に乗せて焼くと,貝の跡が焼けて残る
らしいので,試しに乗せてみました.
↓ほぼ窯に収まってきました.
↓練ったモルタルをひも状に伸ばして,ふたを乗せる部分に置いていきます.
モルタルを置いたらその上からふたをします.
↓ひも状のモルタルとふたのアップ
↓一部分だけ穴をあけて,温度計を差し込む
↓枝系の薪を火前におく
↓窯に御神酒をかけて清める
↓窯の上に御神酒を置いています.
↓準備万端
↓12;26 薪に火をつける
↓12;28
↓12;33
火前で薪を燃やして,火口に熱気だけ送ります.
点火してすぐのときに火をダイレクトに火口へ流すと,器が割れるからです.
↓12;46
↓12;53
↓14;11
12;53ころ 煙突から煙が出始める
13;00 55℃
13;33 247℃
13;53 213℃
↓14;45 モルタルをふたの隙間に叩き付けて,熱が逃げないようにする
↓15;07
↓15;15
15;44 487℃
14時ころに昼食をとりつつ,火や煙の様子を観察
16;00ころ、窯焚きの当番を決めて当番以外の人は解散.
窯詰め編はここまで.
次は深夜の窯焚き編です.
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